TitanFXは2026年8月、仮想通貨CFDのラインナップを大きく見直しました。8月12日(水)に28銘柄の取扱いが終了し、8月15日(土)にはMT4/MT5の「Crypto Majors」「Crypto Minors」が「Crypto」の1カテゴリへ統合され、継続銘柄のスプレッドが改善されます。この記事では、取扱終了となった28銘柄と改定後も取引できる銘柄を一覧で整理し、保有ポジションへの影響、レバレッジ・取引時間・コストの考え方まで解説します。
この記事の要点
- 2026年8月12日に、仮想通貨CFD 28銘柄の取扱いが終了しました。
- 2026年8月15日にMT4/MT5の「Crypto Majors」「Crypto Minors」が「Crypto」の1カテゴリへ統合されました。
- 統合にあわせて、継続銘柄のスプレッドが改善されています。
- 取扱終了銘柄のポジションを保有していた場合は対応が必要でした。継続銘柄の一覧は本文で確認できます。
まず結論:2026年8月の変更点は3つ
①2026年8月12日:仮想通貨CFD 28銘柄の取扱いを終了(未決済ポジションは強制決済、MT4/MT5上は「Disabled」に変更)。
②2026年8月15日:MT4/MT5の「Crypto Majors」「Crypto Minors」を「Crypto」カテゴリへ統合。
③2026年8月15日:継続提供する仮想通貨CFDのスプレッドを改善。
目次
2026年8月ラインナップ改定のスケジュール
今回の見直しは「取扱銘柄の絞り込み」と「残す銘柄の取引条件の改善」をセットで行うものです。日付ごとに何が起きるのかを整理すると次のようになります。
| 実施日 | 内容 | 対象 |
|---|---|---|
| 2026年8月12日(水) | 28銘柄の取扱終了・未決済ポジションの強制決済 | 取扱終了対象の28銘柄 |
| 2026年8月12日(水) | MT4/MT5全サーバーで「Disabled(無効)」へ変更 | 取扱終了対象の28銘柄 |
| 2026年8月15日(土) | 「Crypto Majors」「Crypto Minors」を「Crypto」へ統合 | 仮想通貨CFD全銘柄 |
| 2026年8月15日(土) | スプレッドの改善 | 継続提供する仮想通貨CFD |
ポイントは、取扱終了(8月12日)とカテゴリ統合・スプレッド改善(8月15日)が別日程だという点です。8月12日から15日までの間は、銘柄数が減った状態のまま従来の「Crypto Majors」「Crypto Minors」の2カテゴリ構成が残ります。気配値に空きが目立っても異常ではありません。
取扱終了となった28銘柄の一覧
取扱終了となったのは14種類の仮想通貨で、それぞれ日本円建て(JPY)と米ドル建て(USD)の2ペアずつ、合計28銘柄です。いずれもいわゆる「マイナー銘柄」中心の構成で、TRX(トロン)を除けば従来「Crypto Minors」に分類されていた銘柄群です。
| MT4/MT5シンボル | 銘柄名 | ティッカー(一般表記) |
|---|---|---|
| AAVJPY / AAVUSD | アーベ/日本円・米ドル | AAVE |
| ATMJPY / ATMUSD | アトム/日本円・米ドル | ATOM(Cosmos) |
| AVXJPY / AVXUSD | アバランチ/日本円・米ドル | AVAX |
| CMPJPY / CMPUSD | コンパウンド/日本円・米ドル | COMP |
| DOTJPY / DOTUSD | ポルカドット/日本円・米ドル | DOT |
| GLMJPY / GLMUSD | グリマー/日本円・米ドル | GLM |
| KSMJPY / KSMUSD | クサマ/日本円・米ドル | KSM |
| LNKJPY / LNKUSD | チェーンリンク/日本円・米ドル | LINK |
| MATJPY / MATUSD | マティック/日本円・米ドル | MATIC(Polygon) |
| NERJPY / NERUSD | ニア/日本円・米ドル | NEAR |
| TRXJPY / TRXUSD | トロン/日本円・米ドル | TRX |
| UNIJPY / UNIUSD | ユニスワップ/日本円・米ドル | UNI |
| XDCJPY / XDCUSD | XDCネットワーク/日本円・米ドル | XDC |
| XTZJPY / XTZUSD | テゾス/日本円・米ドル | XTZ |
これら28銘柄は、2026年8月12日以降新規建ても決済もできません。チャートは残っていても発注は通らず、気配値ウィンドウからも順次消えていきます。EA(自動売買)でこれらのシンボルを参照している場合は、エラーの原因になるため設定の見直しが必要です(後述)。
改定後も取引できる仮想通貨CFD銘柄
改定後は、流動性の高いメジャー銘柄を中心とした構成に絞り込まれます。継続して取引できるのは以下の銘柄です。
| MT4/MT5シンボル | 銘柄名 | 契約サイズ(1ロット) |
|---|---|---|
| BTCJPY / BTCUSD | ビットコイン | 1 |
| ETHJPY / ETHUSD | イーサリアム | 1 |
| XRPJPY / XRPUSD | リップル | 10,000 |
| BCHJPY / BCHUSD | ビットコインキャッシュ | 10 |
| LTCJPY / LTCUSD | ライトコイン | 10 |
| ADAJPY / ADAUSD | カルダノ | 1,000 |
| DOGJPY / DOGUSD | ドージコイン | 10,000 |
| SOLJPY / SOLUSD | ソラナ | 10 |
| BNBJPY / BNBUSD | バイナンスコイン | 10 |
| XLMJPY / XLMUSD | ステラ | 10,000 |
| EOSJPY / EOSUSD | イオス | 1,000 |
| BTCUSD-m | ビットコイン/米ドル(マイクロ) | 0.1 |
改定前は50銘柄超のラインナップでしたが、28銘柄の取扱終了によりビットコイン・イーサリアムを軸とした主要銘柄に集約されました。少額から試したい方には、契約サイズが通常の10分の1になるBTCUSD-m(マイクロ)が用意されています。
最新の一覧はMT4/MT5の気配値で確認を
本記事の継続銘柄一覧は、TitanFXのパートナー向け通知に記載された取扱終了28銘柄と、改定前のラインナップを突き合わせて整理したものです。運用上の最終確認は、MT4/MT5の「気配値表示」→「銘柄」ウィンドウでCryptoカテゴリを開くのが確実です。契約サイズ・必要証拠金は公式の商品仕様も併せてご確認ください。
Crypto Majors/Minorsの統合とMT4・MT5での探し方
2026年8月15日以降、MT4/MT5の銘柄ツリーは次のように変わります。
| 項目 | 改定前(~2026年8月14日) | 改定後(2026年8月15日~) |
|---|---|---|
| カテゴリ数 | 2つ(Crypto Majors / Crypto Minors) | 1つ(Crypto) |
| 銘柄の探し方 | メジャー/マイナーを行き来して探す | Cryptoフォルダ内で完結 |
| 銘柄数 | 50銘柄超 | 主要銘柄に集約 |
統合後に銘柄を表示する手順は次のとおりです。
- MT4/MT5を起動し、「表示」→「気配値表示」を開く(Ctrl+M)。
- 気配値ウィンドウ上で右クリックし、「銘柄」を選択(MT5は「一覧」タブ)。
- ツリーから「Crypto」フォルダを開き、取引したい銘柄を選んで「表示」をクリック。
EA・インジケーターを使っている方は要確認
カテゴリ名やシンボル構成が変わると、シンボル名を直接指定しているEAやスクリプトはエラーになる可能性があります。特に取扱終了となった28銘柄(DOT、LNK、UNI、MATなど)を対象にしたEAは稼働できません。8月15日以降にEAを再稼働する前に、参照シンボルが有効かどうかをデモ口座で確認してください。EAの設定・運用手順はEA(自動売買)完全ガイドで解説しています。
スプレッド改善で何が変わるのか
今回の改定では、銘柄を絞り込むと同時に継続提供する仮想通貨CFDのスプレッドが改善されます(2026年8月15日実施)。これは仮想通貨CFDに関するTitanFXの弱点を直接的に改善する変更です。
TitanFXはFX通貨ペアでは業界最狭水準のスプレッドを提供する一方、仮想通貨CFDについては「他社より広め」という評価が定着していました。銘柄数を絞ることで流動性を主要銘柄に集中させ、その分をスプレッドに還元する——というのが今回の構成変更の狙いと考えられます。
実際のスプレッドは必ず自分の口座で確認を
仮想通貨CFDのスプレッドは変動制で、市場のボラティリティや時間帯によって大きく動きます。特に土日・早朝は拡大しやすいため、公表値ではなく自分の口座の気配値で、実際に取引する時間帯のスプレッドを確認するのが確実です。口座タイプごとのコスト構造はTitanFXのスプレッド徹底比較で解説しています。
なお、仮想通貨CFDのコストはスプレッドだけではありません。ブレード口座では往復の取引手数料が、日をまたぐ保有ではスワップポイント(オーバーナイト金利)がかかります。短期売買が中心ならスプレッド+手数料、数日以上保有するならスワップまで含めて総コストを見積もりましょう。口座タイプの選び方は口座タイプ徹底比較が参考になります。
保有ポジションがあった人への影響と対応
取扱終了28銘柄を保有していた場合の扱いは次のとおりです。
- 未決済ポジションは2026年8月12日に強制決済:自分で決済操作をしていなくても、対象銘柄のポジションはすべて決済されました。
- 損益はその時点のレートで確定:強制決済時のレートで損益が確定し、口座残高に反映されます。含み益・含み損はそのまま実現損益になります。
- 新規建ては不可:8月12日以降、対象銘柄は「Disabled」となり発注できません。
- 指値・逆指値注文は無効化:対象銘柄に置いていた待機注文(Buy Limit等)も執行されません。
やるべきことは、まず口座履歴で強制決済の内容と損益を確認することです。MT4/MT5の「ターミナル」→「口座履歴」タブから、8月12日前後の決済記録を確認できます。同じ銘柄で取引を続けたい場合は、TitanFXでは代替がないため他社口座を検討することになりますが、継続銘柄(BTC・ETH・SOLなど)で戦略を組み直せるかを先に検討するのが現実的です。
強制決済でも追証は発生しない
強制決済によって口座残高がマイナスになるようなケースでも、TitanFXにはゼロカットシステムがあるため追加入金の請求(追証)は発生しません。仕組みの詳細はゼロカットシステム解説をご覧ください。
レバレッジ・取引時間・契約サイズの基本
レバレッジは最大100倍
TitanFXの仮想通貨CFDの最大レバレッジは100倍です。FX通貨ペアの最大500倍(マイクロ口座は1,000倍)とは別枠で、商品カテゴリごとに上限が設定されています。仮想通貨はボラティリティが高いため、FXと同じロット感覚で建てると証拠金維持率が急速に低下します。ロット数はFXより一段小さく設定するのが基本です。レバレッジと証拠金の考え方はレバレッジ完全解説で詳しく扱っています。
土日を含めてほぼ24時間取引可能
仮想通貨CFDはFXと違い、土日を含めてほぼ24時間取引できるのが大きな特徴です。平日はFX、週末は仮想通貨、という使い分けもできます。ただし次の点には注意してください。
- 日曜日にメンテナンス時間がある:サーバーメンテナンスに伴い、日曜日に取引できない時間帯があります。
- 週末はスプレッドが拡大しやすい:市場参加者が減る土日は、平日よりスプレッドが広がる傾向があります。
- ギャップ(窓)が発生しうる:24時間動く市場でも、急変時には価格が飛ぶことがあります。損切り注文はスリッページを前提に置きましょう。
ウォレットは不要
仮想通貨CFDは差金決済であり、実際にコインを保有するわけではありません。取引所口座やウォレットの開設は不要で、TitanFXの取引口座があればMT4/MT5からそのまま売買できます。下落局面でも売り(ショート)から入れるのは、現物保有にはないCFDの利点です。
「仮想通貨CFDの取引」と「仮想通貨での入金」は別の話
TitanFXでは仮想通貨(暗号資産)を使った入出金にも対応していますが、これは今回のCFD銘柄改定とは無関係です。入金方法ごとの手数料・反映時間は入出金方法と手数料の完全解説にまとめています。
TitanFXで仮想通貨CFDを取引するメリット・デメリット
メリット
- FXと同じMT4/MT5で完結する:口座・チャート・EA環境をFXと共有でき、取引所口座を別途開く必要がありません。
- 売りからも入れる:下落相場でも利益を狙え、現物保有のヘッジにも使えます。
- ゼロカットで損失上限が入金額まで:ボラティリティの高い仮想通貨でも、追証のリスクがありません。
- 土日も取引できる:週末に動いた相場に平日を待たずに対応できます。
- 2026年8月15日からスプレッドが改善:従来の弱点だったコスト面が見直されます。
デメリット
- 取扱銘柄が大幅に減った:DOT・LNK・UNI・MATICなどアルトコインを幅広く売買したい方には物足りない構成です。
- レバレッジはFXより低い100倍:資金効率という点ではFX通貨ペアに劣ります。
- 長期保有はスワップ負担が重くなりやすい:TitanFXはスワップが不利な傾向で、長期の買い持ちにはコストがかかります。
- 変動スプレッドの拡大リスク:急変時や週末はスプレッドが広がりやすく、想定コストがぶれます。
総合すると、改定後のTitanFXの仮想通貨CFDは「BTC・ETHを中心に、FXと同じ環境で短期売買したい人」に向いた構成になったと言えます。逆に、幅広いアルトコインを扱いたい方には向きません。TitanFX全体の評価はTitanFXの評判・安全性を徹底検証で整理しています。
よくある質問
Q. 取扱いが終了したのは何銘柄ですか?
A. 2026年8月12日付で28銘柄(14通貨×日本円建て・米ドル建て)の取扱いが終了しました。対象はアーベ(AAV)、アトム(ATM)、アバランチ(AVX)、コンパウンド(CMP)、ポルカドット(DOT)、グリマー(GLM)、クサマ(KSM)、チェーンリンク(LNK)、マティック(MAT)、ニア(NER)、トロン(TRX)、ユニスワップ(UNI)、XDCネットワーク(XDC)、テゾス(XTZ)です。
Q. 取扱終了銘柄のポジションはどうなりましたか?
A. 2026年8月12日時点で未決済のポジションは強制決済されました。損益は決済時のレートで確定し、口座残高に反映されています。対象銘柄はすべてのMT4/MT5サーバー上で「Disabled(無効)」に変更され、新規建ても決済もできません。
Q. 気配値に仮想通貨が表示されなくなったのはなぜ?
A. 2026年8月15日に「Crypto Majors」「Crypto Minors」の2カテゴリが「Crypto」の1カテゴリへ統合されたためです。気配値表示の「銘柄」ウィンドウでCryptoフォルダを開くと、継続提供中の銘柄が一覧で表示されます。
Q. 仮想通貨CFDのレバレッジは何倍ですか?
A. 最大100倍です。FX通貨ペアの最大500倍(マイクロ口座は1,000倍)とは異なり、商品カテゴリごとにレバレッジ上限が設定されています。
Q. 土日も取引できますか?
A. はい。仮想通貨CFDは土日を含めてほぼ24時間取引できます。ただし日曜日にはメンテナンスに伴う取引停止時間があり、週末はスプレッドが拡大しやすい点に注意してください。
Q. ビットコインを少額から取引したいのですが?
A. 契約サイズが0.1のBTCUSD-m(マイクロ)が用意されています。通常のBTCUSD(契約サイズ1)の10分の1の単位で取引できるため、少額での検証に向いています。
Q. 仮想通貨CFDにゼロカットは適用されますか?
A. 適用されます。急変動で口座残高がマイナスになっても追証は発生しません。詳細はゼロカットシステム解説をご覧ください。
まとめ
2026年8月のラインナップ改定により、TitanFXの仮想通貨CFDは「銘柄数の広さ」から「主要銘柄の取引条件」へ舵を切った形になりました。要点を再掲します。
- 2026年8月12日:28銘柄(AAV・ATM・AVX・CMP・DOT・GLM・KSM・LNK・MAT・NER・TRX・UNI・XDC・XTZの各JPY/USD)の取扱いが終了。未決済ポジションは強制決済。
- 2026年8月15日:MT4/MT5のカテゴリが「Crypto」に統合され、銘柄探しがシンプルに。
- 2026年8月15日:継続銘柄のスプレッドを改善。従来の「仮想通貨は割高」という弱点の見直し。
- 継続銘柄はBTC・ETH・XRP・BCH・LTC・ADA・DOGE・SOL・BNB・XLM・EOS(各JPY/USD)とBTCUSD-m。
取扱終了銘柄でポジションを持っていた方は、まず口座履歴で決済内容を確認し、継続銘柄で戦略を組み直せるかを検討しましょう。EAを運用している方は、8月15日以降の再稼働前に参照シンボルの有効性をデモ口座でチェックすることをおすすめします。
これからTitanFXで取引を始める方は、初心者向けFX取引の基本ガイドと口座タイプ徹底比較から読み進めるとスムーズです。